思えば長い道のりでした。
どうしてこの子は、
いつまで経っても一晩眠らないのだろうかと悩んだり、
眠らない体を神様にお願いしたり。
この子は眠るのが嫌いな子なのかも知れないと悟ったり。
どんな工夫をしようとも、ずっと夜泣きが続いていたあるですが、
幼稚園へ通うようになり、いつの間にか、夜泣きをすることがほぼ無くなりました。
一晩眠れる。
今でこそ、当たり前になりましたが、
あの頃の私たちにとって、それはこの上ない幸せな時間でした。
そして、あるは随分、大きくなったのだなと、
こんなところにもまたひとつ、あるの成長を感じたのでした。