ママじいちゃんとの時間

学童保育を卒業した後の、

夏休みや冬休みなどの長期間のお休みには、

私の実家へあるをお願いしていました。

 

あるがまだ幼かった頃に、

早期退職の道を選んだ父が、

主にあるのことを見ていてくれました。

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我が家では、

あまり触れる機会のない囲碁や将棋をあるに教えてくれたのは、

あの頃の父でした。

 

あるは、特に将棋を気に入ったようで、

父との将棋の時間をとても楽しみにしていました。

 

お迎えに行くと必ず、

楽しそうに将棋を差す2人が私を迎えてくれたことも、

懐かしい思い出です。

 

 

 

ユキノコ

あれは、雪が降った数日後のことでした。

 

仕事から帰ると、庭に僅かに残った雪で、

あるがキノコを作って待っていてくれたことがありました。

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私は、キノコのモチーフが大好きで、

キノコの置物を幾つか部屋に飾っています。

私がキノコが好きだからと、

あるは、キノコの形を作ってくれたようです。

 

このあるの作品は、『ユキノコ』と名付けられました。

 

もし出来れば、私のコレクションに新しく加えたいくらいに、

とても可愛く仕上がっていました。

 

あの日のあるは、

消えてしまうからこそ、

より美しく感じることのできる作品を、

プレゼントしてくれたのだと思います。

 

もう此処に、あのユキノコはありませんが、

消えてしまうからこそ、覚えていようと、

目に焼き付けたあの頃の時間も大切な宝物です。

カードゲーム

ゲーム機に夢中だったあるですが、

やがて、カードゲームにも興味を持つようになり、

友達と遊びに出掛ける時は、

ゲーム機とカードゲームを持って出掛けるというスタイルへと変わっていきました。

 

あるに教えてもらいながら、

一緒にカードゲームで遊んでみたことがありましたが、

なんというか、ルールが難しすぎるように思いました。

 

何度説明されても、どうもついていけないのです。

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こんな私とは真逆に、みーくんは、

自分のカードまで購入し始めて、

あるとのカードゲームの時間を楽しみました。

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振り返ってみれば、あるが興味を持ったものに、

ついて行けない部分が出てきたのは、あの頃からだったのだと思います。

 

カードゲームをしている時の私は主に、

見守る係となりましたが、

楽しそうなあると、子供みたいなみーくん、

兄弟のように遊んでいる2人を見守った時間も大切な思い出です。