小学生時代のみーくんは、道草少年であったようで、
学校からの帰り道には、
道端で見つけた様々な宝物で遊びながら、
長い時間を掛けて帰宅するのが当たり前だったと、
こんな話を聞かせてくれたことがありました。
道に草が生えていていることも、
道に石が落ちていていることも、
男の子にとっては、全部宝物。
これは、その時のみーくんの言葉です。
あるを育てる中で、どんなに時代が変わっても、
変わらないものもあるということを様々に見つけてきましたが、
徒歩20分程度の距離というのは、
男の子の場合、1時間程度となるのもまた、
どの時代の子も変わらないのでしょう。
小学生のあるも、漏れなく道草少年でした。
かつてのみーくんがそうであったように、
あるもまた、毎日、何処かに宝物を見つけていたのだと思います。
男の子にとっての学校からの帰り道というのは、
冒険のような時間であるのかも知れません。