小学生

素敵なサプライズ

あれは、私の誕生日の夜のことでした。 お風呂を出て、スキンケアのために、 化粧品の入った箱を開けると、箱の内側に、 付箋に書かれた、あるからのメッセージを発見しました。 日を田と書き間違えて、 「おたんじょう田おめでとう」になっていました。 こ…

バッティングセンター

初めて、あるをバッティングセンターへと連れて行ったのは、 あるが何歳の頃だっただろう。 初めてバッティングセンターへ行った日に、 みーくんがあるにバットの振り方を教えていた姿は、 今でもよく覚えている大切なワンシーン。 あるの成長と共に、どんど…

雪遊びと手形

あれは、あるが何年生の冬だっただろう。 この辺りでは滅多に降らないほどのたくさんの雪が降り、 家族3人で、とても大きな雪だるまを作って遊んだ日がありました。 あんなに大きな雪だるまを作ったのは、初めてのこと。 たくさん降った雪に大興奮だったある…

私が嵌ったゲーム

あるが小学生になってからのクリスマスや誕生日には、 ゲームをプレゼントすることがとても増えました。 少しずつ、ゲームの種類も増えて、 家族でゲームを楽しむ時間も増えていきました。 それはとても楽しい時間ではありましたが、 私は、格闘技系も、乗り…

新・ななかぜ家式勉強法

あるが小学校へ上がる前に、 ななかぜ家式勉強法を編み出した我が家。 お陰様で、小学生になってからのあるは、 勉強での躓きもなく、順調な様子でしたが、 小学3年生になった頃から、少しずつ、 算数の勉強法を考えなければならないと感じるようになりまし…

白の棚

キッチンに、こんな棚があったらいいな。 こんな私の声に、みーくんとあるが、 2人で力を合わせて棚を作ってくれた日がありました。 色は白がいいな。 こんな私のリクエストに応えて、 白のペンキで色を塗って、素敵な棚を作ってくれました。 木を切ったり、…

ファーアイテム

あるは、ファーがついたものに目がありません。 ぬいぐるみでも、お布団でもなく、 私の持ち物についているファーが大のお気に入り。 冬になると、私のアイテムは、ファーたちに囲まれますが、 ファーがついた私の持ち物全てに、 スリスリしていたあるも、可…

贈り物

あるが小学3年生の秋に、私の妹が結婚しました。 相変わらず、 お祝いごとにはプレゼントを贈ることを忘れないある。 小さな頃は、よく飛ぶ飛行機があるにとっての最高級品の贈り物でしたが、 この頃になると、 あるにとっての最高級品の贈り物は、バルーン…

誰かの幸せを喜ぶということ

あれは、何年生の運動会だっただろう。 朝から暑い雲に覆われて、今にも雨が降り出しそうな天気の中、 運動会が開催された年がありました。 案の定とでも言うべきか、あの年は、午後から雨が降り、 急遽、午後の部を別な日に延期するという形がとられました…

案の定

毎日の宿題の中で、最も印象的だったのは、教科書の朗読です。 あるが小学校に上がると、毎日、あるが教科書を朗読する声を聞きながら、 家事をしていたことも、今では懐かしい思い出。 そんな朗読の時間の中、一度だけ、 漢字を読み間違えたのは、あるが小…

初めての海水浴

梅雨明けからお盆前辺りまで。 海水浴に相応しい期間は、とても短いように感じます。 あるを初めて海に連れて行ったのは、まだ小さかった頃のこと。 あれから、何度も海に連れて行く機会はあったものの、 海水浴の時期に連れて行くことがなかなか出来ずに、 …

変わらない道筋

例えば、理科の授業で使う透明半球。 それから体育の授業や運動会なんかで使うカラーコーン。 これらを頭に被ってみたくなるのは、 小学生の特徴とも言えるのでしょうか。 どんなに時代が変わっても、私たちの時代と変わらないものがあり、 そんな変わらない…

「遊んであげる」から「一緒に遊ぶ」へと変わった頃

手帳を見返してみると、 あるが小学3年生くらいになった頃から、 頻繁に映画館へと足を運ぶようになっていた記録が残っていました。 小さな頃は、お絵かきやボール遊び、おままごとなんかを通して、 あるが少しずつ出来るようになったことに、 喜びを感じる…

キミの温もり

ある。 思えば私は、キミが生まれた日から、 キミを抱っこすることも、 手を繋ぐことも、 ずっと当たり前だと思っていたよ。 抱っこが大好きだったキミは、 少し歩くとすぐに疲れて、抱っこをせがんでいた筈なのに、 一歩、外に出れば、 手を繋ぐことが当た…

テーブルの下

眠くなると、テーブルの下に潜り込んで、 そこから静かにテレビを観ていたのは、幼かった頃のあるですが、 随分と成長しても、そんなところは何も変わりません。 これは、私が晩御飯の支度をしている間によく見られる光景でした。 あの頃よりも、少し窮屈そ…

クリスマスイブの事件

忘れもしません。 あの事件は、あるが小学2年生のクリスマスイブの夜に起きたのです。 あるは成長と共に、 少しの物音で起きてしまうことが増えました。 あるが生まれてからの私たちは、毎年、クリスマスイブの夜に、 2人であるの枕元にへプレゼントを運んで…

絵画コンクール

あるの絵がコンクールに出されることになったよ。 こんなあるの声が聞こえて来たのは、 秋が深まった頃のことでした。 まさか、我が子の絵が、コンクールに出されることになるだなんて、 考えてもみませんでした。 とても素敵な絵だね。 素晴らしい! 素晴ら…

始めてのゴルフ

我が子が大きくなってくると、遊びの幅がどんどん広がって、 どんどん楽しい時間が増えていきます。 みーくんの提案から、 パターゴルフなるものへ、家族3人で挑戦した日がありました。 みーくんはゴルフ経験者ですが、 私はそれまで、ゴルフをしたことがあ…

あるとの約束

あるが1歳になった頃、 ロングだった髪を短く切ってからというもの、 あれからの私は、一度も髪を伸ばすことがなくなりました。 一度短い髪に慣れてしまうと、少し伸びただけで、 すぐに切りたくなってしまうのは、何故なのでしょうか。 いつも通り、美容室…

バランスボール

あるは、比較的、慎重なタイプで、 驚くような怪我をすることのない子でした。 どんなに、だいじょばない時でも、擦り傷程度。 順調に成長していたはずだったのですが、 あれは、バランスボールで遊んでいた日のことでした。 柱に捕まって、特に危険な様子も…

うちの子

運動会や、その他イベントごとなんかを観に行くと、 子供たち皆が同じ服装であるために、 うちの子はどこにいるのだろうかと、目を凝らすのが、 保護者の共通の行動であるとも言えるのかも知れません。 幼稚園生だった頃は、必ず先に私たちを見つけて、 手を…

赤ちゃんだったあるの姿

学校の授業の中で、 自分が生まれてからのことを振り返るという授業がありました。 思えば、あるが、 自分が赤ちゃんだった頃の姿を知ったのは、 この時が初めてのことでした。 自分が赤ちゃんだった頃の姿というのは、 なんだか不思議な気持ちのするものな…

おたふく風邪

あるがおたふく風邪に罹ってしまったのは、 小学2年生になってから間も無くの頃でした。 熱が出て、顔は腫れているものの、 食欲もあり、とても元気そうにしている姿にとても安心したこと、 今でもよく覚えています。 やがて、あるは元気に復活していったの…

だいじょばない

例えば、あるが転んでしまった時や、不注意からどこかにぶつかってしまった時、 大丈夫? と声を掛けながら駆け寄れば、 いつの頃からか、返ってくるようになった言葉は、 という言葉です。 だいじょばない。 これは、本当に痛かった時に使われるある独自の…

赤ちゃんはどこからくるの?

あるから初めてこんな質問をされたのは、 あるが幼稚園へ上がって間も無くの頃のことでした。 鳥の神様が運んできてくれるんだよ。 私のこんな答えに納得していたあるですが、 再び、この質問をされたのは、 あるが小学2年生になってからのことでした。 あの…

憧れのシチュエーション

あれは、家族3人で、テレビゲームをして遊んでいた日のことでした。 私は、あまりゲームをしたことがなく、 格闘技系のゲームは苦手です。 敵に攻撃され続けるばかりで、 上手く操作出来ないでいる私に、あるは言ってくれたのです。 こっこれは! 憧れのシチ…

お喋り好きなあるのお風呂時間

なにやらお風呂場から、 とても楽しそうな声が聞こえてきます。 こっそりとその様子を伺ってみると、 ガラスの向こう側では、声に合わせて、 踊っているらしきあるの影がうっすらと見えました。 これは、あるがひとりでお風呂に入るようになってから見つけた…

7歳のお誕生日

あの、ゲーム機のことがあってから、間も無くに、 あるの7歳のお誕生日を迎えました。 誕生日プレゼントは、持ち運びの出来るゲーム機を贈ることにしました。 ゲーム機にとても喜んだあるの笑顔は、 今でもよく覚えている、可愛かった姿。 あれからのあるは…

みーくんが見つけたあるの姿

みーくんとあるが、 小坊主探検隊へと出掛けた日のことでした。 あるが通う小学校へ寄り道してみると、 あるのお友達が遊んでいるのを見つけました。 パパはここで待っているからお友達と遊んでおいで。 みーくんがこんなふうに声を掛けると、 あるは嬉しそ…

大根担当への就任

茹で卵や玉ねぎの皮を剥いて、お手伝いをしてくれていたあるが、 包丁を使いたがるようになったのは、小学校へ上がってからのことでした。 どうしようか、とても悩みましたが、 興味を持った時にやらせてあげた方が良いのかも知れません。 予め、皮を全部剥…