幼児期

三輪車

うさちゃんの飾りがついた三輪車は、 ママばあちゃんから、あるへのプレゼントでした。 まだ上手に三輪車を漕ぐことが出来なかったあるの楽しみ方としては、 押して歩く、でした。 三輪車に乗って遊ぶようになるのは、もう少し先のこと。 私たちの想像とは違…

絶対に笑ってはいけない時間

あるがどんなに面白い言葉を話そうとも、 絶対に笑ってはいけない時間がありました。 それは、夜の寝かしつけの時間です。 眠る前になると、あるがひとりでお話しをするようになったのは、 いつの頃からだっただろう。 お布団に入り、寝かしつけを始めると、…

ある語

日々、様々なことを学びながら、 随分と知っている言葉が増えたあるは、 可愛い声で、 様々な言葉を聞かせてくれるようになりました。 さて、こちらのあるは何と話しているでしょうか。 正解は、 ねげねげ=めがめ ぐーが=ヨーグルト あっしゅ=アイス ちゃ…

もしもししようね

あまり人見知りをせずに、誰にでも愛想を振り撒くあるですが、 病院の診察室へ入るだけで泣くようになってしまったのは、 いつの頃からだっただろう。 病院と言えば予防接種。 例えばこんなふうに、 あるなりに、その学びを通して、 関連付けた考え方をして…

初めて覚えた色の名前

ショッピングセンター内などに準備されているキッズスペースでは、 クッションで出来た積木で遊ぶのが大好きだったある。 大きな積木を抱えて歩き回るのが、あの頃のあるの楽しみ方でした。 そんなある日のこと。 ある、赤い積木持ってきて? こんなみーくん…

初めての電話

携帯電話を悪戯してしまう頃のあるを思い出しながら、 ふと蘇ったのは、あるが初めて、 携帯電話でお話をした日のことでした。 それまでのあるは、私が電話で話をしていても、 それを静かに見ているばかりでしたが、その時は突然にやって来ました。 この世界…

携帯電話

ワンちゃんの顔がデザインされた携帯電話のおもちゃを、 あるに買ってあげたのは、いつの頃だっただろう。 購入当時は、自分専用の携帯電話に満足し、 耳にあてては、とても楽しそうに遊んでくれていました。 これで暫くは、私たちの携帯電話に興味を持つこ…

うさぎ

3文字の言葉を話すようになったあるは、 少しずつその言葉のレパートリーを増やしていきました。 絵本を見ながら、『うさぎ』を教えてみます。 すると、 あるも私の言葉を真似てお話ししてくれました。 この時のあるの『ぎ』の顔が、とても可愛くて、 笑って…

たぬき

あれは、いつのことだっただろう。 あるが初めて3文字の言葉を話したことを思い出していました。 家族3人で近所の公園へ遊びに行った日のこと。 たぬきの形の遊具で遊びながら、みーくんがあるに教えてくれました。 あるが初めて話した3文字の言葉は、『たぬ…

子供同士の意思疎通

あまり多くの言葉を知らなくても、 発音がままならなくても、 それでも、瞬時に分かり合えてしまう関係。 それが子供同士というものなのでしょう。 大人の世界では、 親である私たちにしか分からない言葉で話すことも多かったあるですが、 同年代の子たちと…

新しい言葉

お喋りを覚えるようになった頃というのは、 どうしてあんなにも可愛いのでしょうか。 あるを実家へ預けてから数時間後、迎えに行くと、 あるがお喋りをする言葉が増えていたことを、ふと、思い出しました。 これは、たかいたかい。 そしてこちらは、 ヤッホ…

あるの鍵穴

家に入る時も、車に乗る時も、鍵を使う私たち。 あの頃のあるにとって、鍵という存在は、 とても魅惑的なアイテムであったのだと思います。 私たちの鍵を見つけると、貸して欲しいと猛アピール。 そうして、見事ゲットした鍵を持って向かう先は、ある専用の…

あるポーズ

あるが1歳を過ぎ、どれくらいが経った頃からだったでしょうか。 カメラを向けると必ず、 両手の人差し指を立てたポーズをとってくれていた頃がありました。 これは、あるなりの写真用のポーズ。 改めて写真を見返してみると、一時の写真には、 同じようなポ…

ママが!

なんでもママ。 こんな頃もありました。 例えば、私以外の人が、 ずれたスタイを直してくれようとした時や、 ある用のお菓子の袋を開けるお手伝いをしようとすると、 それを静止して、私のところに持ってくるのです。 え?それもママがしますか? と、時々に…

どうぞ

例えば、あるにおもちゃを渡してあげる時には、 こんなふうに声を掛けていました。 『どうぞ』という言葉は、相手が持っているものを自分に渡してくれる時。 あるはきっと、こんなふうに覚えたのでしょう。 やがて、あるは私たちが持っているものを貸して欲…

ゾウさんじょうろ

水遊びを始めた頃に、ゾウさんじょうろを買ってあげました。 こちらは、あるの大のお気に入りのおもちゃで一時も手を離しませんでした。 水遊びの時は勿論のこと、お風呂でも一緒です。 そんなあるのお気に入りのおもちゃを借りてみたいと思います。 では、…

あるの!

あれは、みーくんが、仕事の休憩時間に、 少しだけ帰って来た日のことでした。 みーくんがあるに携帯電話を貸してあげると、 とても嬉しそうに、耳に携帯電話を当てて遊びました。 そんな楽しい時間は、あっという間に過ぎていきます。 みーくんは、仕事に戻…

水遊び

あるが1歳の夏は、 プールや川で、たくさん水遊びをしました。 水遊びの夏。 こう呼んでも良いのかも知れません。 あるは、水遊びが大好きで、 一度、水遊びを始めると、飽きずに遊びました。 水遊びが大好きなあると一緒に遊んだあの時間は、 今、思えば、…

ママは特別

例えば、実家へ遊びに行った時や、友人宅へお邪魔した時など、 出してくれたお菓子を、 あの可愛い声で、渡してくれていた頃がありました。 それはとても可愛い姿なのですが、ちょっとだけ困りました。 私の前にだけ、お菓子がたくさん集まってしまうのです…

1オクターブ高い声

小さかった頃のあるは、 ものを渡してくれる時だけ、何故か、1オクターブ高い声で、 と渡してくれていた頃がありました。 何故、この時だけ、声が高いのかは謎でしたが、私は、この声が大好きでした。 私の中では、非常にポイントの高い可愛い瞬間でした。

いないいないばあの進化

いないいない ばあ ほんの少し前までのあるは、 一本指だけで隠れたつもりになっていましたが、 1歳を過ぎると、上手に隠れることが出来るようになりました。 いないいない ばあ 顔を全部隠して、 体までを小さく丸めて、隠そうとするようになりました。 ほ…

男の子向けの言葉

あるを連れて出掛けると、時々、知らない方から、 可愛いねと声を掛けて頂くことがありましたが、 あの日は、偶然すれ違った年配の男性から、初めて、 格好いいねと、男の子向けの言葉を頂きました。 あるはいつも通り、ニコニコと愛想を振り撒きましたが、 …

ある用ハンドル

私たちがしていることには、なんでも興味を持つあるは、 運転にも、とても興味を示しました。 ※こちらのイラストは、走行中ではありません。 そんなあるのためにと、みーくんが、 チャイルドシートに、ある用のハンドルをつけてくれました。 我が家の車には…

知らない方からの応援

あるは随分長い時間歩けるようになりましたが、 突然に、もう歩きたくないと、抱っこやおんぶをせがまれることもありました。 あれは、夕方に、少しだけ公園に散歩に行った時のことでした。 歩きたくないの合図が出ました。 あるは、大きく生まれました。 と…

あるの芸術作品

洗濯物を取り込んで畳み始めると、 あるもお手伝いをしてくれるようになりました。 皺にならないみーくんの作業着や、 皺になっても差し支えのないタオルなんかをあるにお願いしました。 楽しそうに、見様見真似で、洗濯物を畳んでくれたあるは、 物凄く小さ…

あるペース

洗車のために、みーくんがバケツに水を汲みました。 それを見つけたあるは、 バケツに近寄って行き、水面を叩いて遊び始めました。 それはそれは、楽しそうに、水面を叩いて遊んでいます。 水面を叩けば、水しぶきが掛かる。 大人になった私たちにとって、そ…

初めての海

あるを初めて、海に連れて行きました。 春の頃でしたので、水遊びは出来ませんでしたが、 波打ち際まで連れて行くと、 波の音が怖かったのかも知れません。 泣きながら、波から逃げるように走って行ってしまったのは、 今でもよく覚えているシーンです。 怖…

久しぶりの外で

あるが風邪を引いてしまいました。 熱も出ました。 やはり、風邪が治るまでは外には出さない方が良いだろうかと、 熱が下がっても、暫くの間、家の中で静かに過ごしました。 漸く元気になり、久しぶりに外へ遊びに連れて行くと、 あるは、その喜びを全身で表…

新しい言葉

みーくんの両親は、遠方に住んでいるため、頻繁に会うことは出来ませんが、 あるが1歳を迎えた春、みーくんの両親と一緒に、 大きな公園へ遊びに行く機会がありました。 この日は、みーくんのお父さん(以下パパじいちゃん)が、 あるとたくさん遊んでくれま…

偶然の瞬間

デジカメを購入し、これまでよりも、たくさんの写真を撮るようになりましたが、 たくさん写真を撮っていると、 時々には、笑ってしまうような写真が撮れてしまうこともありました。 そんなおもしろ写真の中で、特に私たちのお気に入りだった写真は、 ホラー…