あるが、私の髪を引っ張ります。
長い髪が気になるのでしょうか。
痛い痛い
本当は、そんなに痛くはないのですが、
あるが髪を引っ張る度に、痛がってみました。
髪を引っ張りながら、あるは、私の口をじっと見つめています。
そうして、やがて、私の言葉を真似ました。
発音がし易かったのかも知れません。
とてもはっきりと聞こえました。
赤ちゃんの声で言葉を喋るというのは、
どうしてこんなにも可愛いのでしょうか。
思わず、頬が緩みながら、あるの、タイタイを楽しみました。
この日のみーくんは、仕事で帰りが遅くなり、あるが眠ってからの帰宅でした。
早速、みーくんにも、この出来事を報告すると、
みーくんも、頬が緩みっぱなしでした。
きっと、タイタイとお話をするあるの姿を思い浮かべたことでしょう。