少しずつ行動範囲が広くなってきたあるは、
どこかにぶつかってしまったり、転んでしまったり、
時々にはそんな失敗もありました。
そんなある日のことでした。
あるが、どこかに体をぶつけて泣き出しました。
痛いの痛いの飛んで行け
みーくんが、あるの痛かったところに手を当てて、
あるの「痛い」を飛ばしてあげると、
あるは、みーくんが飛ばした先を指差して、余計に泣いてしまったのです。
あそこに痛いのがあるよ とでも言いたげです。
そんなあるの姿に困ったみーくんは、
痛いの痛いの・・・パク
あるの痛かったのを食べてしまいました。
するとどうでしょうか。
予想だにしなかったみーくんの行動に、あるが笑いました。
これは、今でも忘れられない日常の一コマ。
この時のみーくんの楽しそうな声も、あるの笑顔も、大切な思い出のひとつです。