伝い歩きは上手になりましたが、
どこにも掴まらずに歩けるのは、一歩まで。
こんな頃のあるの両手を引いて、
寝室からみーくんのところまで連れて行った朝がありました。
自分で歩いて来たの?
ゆっくりと歩くあるの姿に感動したみーくんは、
仕事へ行く支度の手を止めて目尻を下げて、嬉しそうに笑いました。
上手に歩けたね
本当に嬉しそうな顔をして笑ったみーくんの顔も、
褒められて嬉しそうに笑ったあるの笑顔も、今でもよく覚えています。
何気ない朝の一コマですが、この日の朝は、私にとって、
忘れられない幸せな一コマとなりました。