あるペース

洗車のために、みーくんがバケツに水を汲みました。

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それを見つけたあるは、

バケツに近寄って行き、水面を叩いて遊び始めました。

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それはそれは、楽しそうに、水面を叩いて遊んでいます。

 

水面を叩けば、水しぶきが掛かる。

大人になった私たちにとって、それは当たり前ですが、

あるにとってはまだ、それは当たり前ではありません。

 

あるの行動を見ていると、自分で経験して、ひとつずつ覚えて行くものなのだなと、

改めて考えさせられるものがありました。

 

あるの気が済むまで遊ばせておこう

 

水面を叩いて遊ぶあるの様子を見守りましたが、

あるにとって、それはとても楽しかったのでしょう。

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いつまで経ってもバケツを返してもらえずに、

みーくんが洗車をすることが出来たのは、随分と時間が経ってからでした。

 

小さな子がいると、自分のペースで物事が進まないことも多いですが、

こうして、あるのペースに合わせてみると、

ゆっくりと穏やかな時間の流れに変わるような気がしました。