あれは、みーくんが、仕事の休憩時間に、
少しだけ帰って来た日のことでした。
みーくんがあるに携帯電話を貸してあげると、
とても嬉しそうに、耳に携帯電話を当てて遊びました。
そんな楽しい時間は、あっという間に過ぎていきます。
みーくんは、仕事に戻らなければなりません。
ある
携帯電話返して
みーくんが手を出すと、
あるは、みーくんの携帯電話を脇の下に挟んで隠したのです。
こんなあるを見たのは初めてです。
これまでに見たこともなかったあるの姿に、成長と可愛さを感じながら、
みーくんと2人で笑ってしまいましたが、
これから少しずつ、たくさんのことを教えていかなければならないのだと、
こんなふうに感じた瞬間でした。