立ち上がることを覚え、歩くことを覚えたあるは、
いつの間にか、走ることだって上手に出来るようになりました。
日々の生活の中、危険のないように心掛けてはいましたが、
動きが活発になったあるに、
私たちの『危ないよ』は、ちゃんと伝わっているのだろうかと、
時々、不安に思うことがありました。
そんな時、危険を教えてくれる絵本に出会いました。
窓から身を乗り出したら危ないよ
急に道路に飛び出したら危ないよ
こんな内容の絵本でした。
絵本だから、伝わることもあるのかも知れません。
この絵本を読んであげると、あるは何故だか、
泣き出しそうな顔をして、じっと絵を見つめているのです。
あるにこの絵本を読んであげた時間は、
私たちの言葉よりも、絵本の方がより伝わりやすいこともあるのだと、
こんなことを学んだ時間となりました。