自我が芽生えたあるは、なんでも自分でやりたがるようになりました。
そんなあるを回転寿司店へ連れて行った日のことでした。
今はタッチパネルでの注文が主流ですが、
当時は、インターフォンを押して、流れていないお寿司を注文するスタイルでした。
私たちが注文する姿を見つめていたあるは、
自分の分は自分で注文したいと言い出しました。
たまごといくらが大好きだったある。
2皿ずつ欲しかったのでしょう。
予期せぬ注文の仕方に私たちの方が驚いて、
一瞬、固まってしまいましたが、
店員さんの対応は、素晴らしいものでした。
インターフォンの向こう側の店員さんが、
とても優しかったことに今でも感謝しています。