私の実家は、家からすぐ側にあります。
有り難いことに、
時々には、実家であるを預かって貰って、
自分だけの好きな時間を過ごすことが出来ていました。
あの日は、サウナへと出掛けた日でした。
ママは、サウナにお出掛けしてくるね。
綺麗になって帰って来るからね。
帰って来たら、ママ、綺麗だねって言ってね。
こんな私の言葉に、あるは、楽しんできてねとでも言いたげに、
手を振って見送ってくれました。
暫しの休息に癒されて、実家へと戻ると、
私の姿を見つけたあるが、一目散に駆け寄ってきてくれました。
そうして、言ってくれたのです。
数時間前に言った私の言葉を、
覚えてくれているなどとは、全く思ってもいませんでした。
あるはきっと、私と離れている間、
私のことだけを考えて待っていてくれたのだと思いました。
子育ては、楽しいことばかりではないし、
時々には、1人になりたいとも考えていましたが、
この日のあるの言葉は、
あるは、私が思っていたよりもずっと、
私のことを大好きでいてくれているのだと、
そんなことを改めて考えさせられた言葉となりました。