いつの頃からだっただろう。
夕方になると、テーブルの下に潜って、
そこから静かにテレビを観るようになったある。
これは、眠くなった時にとるあるの行動でした。
恐らくは、少し暗いテーブルの下が、
あるにとっての落ち着く場所だったのだろうと思います。
眠くなると、機嫌が悪くなっていた頃もありましたが、
それは長くは続かずに、いつの間にか、こんなふうに、
自分の機嫌は自分でとるようになっていました。
気が付けば、手が掛からなくなったな。
こんなふうに、ふと、気付いた瞬間は、
これでいくつ目だっただろう。