いつからだっただろう。
夜、眠る前のあるに、
みーくんは決まって、こんなふうに声を掛けるようになりました。
おやすみ。
いい夢見てね。
あの頃の私は、
なんだか、いい夢を見られそうな、
とても良い言葉だなと思いながら、みーくんの言葉を聞いていました。
きっと、あるが眠った後に帰宅した日のみーくんも、
あるの寝顔を見ながら、
そっと、同じ言葉を掛けていたに違いありません。
ふと思い出したみーくんからあるへのいつもの夜の挨拶を、
此処に残しておきたいと思います。