秋の公園には、どんぐりがたくさん。
あると一緒に公園で遊びながら、様々に季節を見つけてきましたが、
秋の公園で見つける季節は、私にとって、
最もワクワクとしたものが見つかるような気がしました。
今日は、
そんな秋の公園で出会ったお友達のお母さんのお話をしてみたいと思います。
あの日、公園で初めて出会ったお友達とあるは、
すぐに意気投合し、仲良しになりました。
私たちの近くで遊ぶ子供たちを見守りながら、
お友達のお母さんと暫しの談笑を。
そんな中で、最も印象に残ったのは、
どんぐりの中身についての話でした。
どんぐりの中身って、どうなっているか知ってる?
これは、あの日のお友達のお母さんの言葉。
私は、幼い頃のおままごと遊びを通して、
どんぐりの中がどうなっているのかを知る機会がありましたが、
そのお母さんは、大人になるまで、
どんぐりの中身を知らなかったのだそう。
私ね、つい最近まで、知らなかったのよ。
こんなふうになっているの。
凄いよね。
息子と遊びながら、初めて知ったのよと、新しい発見をしたお母さんは、
とても楽しそうに話してくれました。
私たちがそうであるように、
あの日出会ったお母さんもまた、
我が子との時間を過ごしながら、
子供だった自分へと戻る幾つもの瞬間があったに違いありません。
あの日出会ったお友達のお母さんの笑顔は、
なんだか、子供みたいにキラキラとしていて、
本当に素敵な笑顔でした。
あの日、公園で出会ったお友達も、あるも、
まだ小さいのに、
いえ、
まだ小さいからこそ、
この世界のことを、まだよく知らないからこそ、
素敵なものを見つける天才なのかも知れません。
大人になった私たちにとってのどうでもよくなった物事は、
子供たちにとっては、どうでもよくないこと。
きっと全部が大切なことなのでしょう。