寝る前のトントンを卒業し、
代わりに絵本を読んであげるようになったのは、
いつの頃からだっただろう。
その日のあるの気分に合わせて、今夜の一冊を選びます。
あの頃のあるのお気に入りの絵本は、
ママばあちゃんがプレゼントしてくれた絵本でした。
この世界には、
キミにとって、大切な人がたくさんいるんだよ。
今、キミの側にいる人たちは、
みんな神様からの贈り物なんだよ。
こんな内容の絵本でした。
この絵本を読み終える頃になると、
なんか涙が出ちゃう・・・
こう言って、目を擦っていたあるの姿も、とても可愛かった姿でした。
どうして涙が出てしまうのか、
その理由が明確に分からなかったあの頃のあるは、
どんなことを感じていたのでしょうか。
この絵本を読みながら、私はいつも、思っていました。
生まれてきてくれて、ありがとうと。