我が子が傷付く姿

我が子が傷付く姿を見るのがこんなに辛いだなんて、

知りませんでした。

 

ゴールデンウィークを過ぎたあたりの園内では、

意地悪をしてしまう子と、意地悪をされてしまう子に別れるのだと、

こんな話を聞いたのは、

あるの様子が、少しおかしくなってからのことでした。

 

幼稚園にね、意地悪する子がいるの

あるにバカって言うんだよ

ある、幼稚園楽しくない

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ゴールデンウィークを過ぎた頃から、こんな言葉に口にするようになったある。

 

お弁当を一口しか食べずに残してきた日には、

胸が張り裂けそうになりました。

 

我が家では、あるが私たちの使う言葉をなんでも真似するようになった頃から、

言葉遣いには非常に気を付けて、子育てをしてきました。

 

言葉には、良い言葉と良くない言葉があって、

目には見えなくても、心が傷付いて、怪我をしてしまう言葉もあるんだよ。

こんなふうに教えてきましたが、

この環境の中で育ったあるは、そのような言葉に免疫がなく、

余計に傷付いてしまったのかも知れません。

 

私たちは、間違えた子育てをしてきてしまったのでしょうか。

 

みーくんと一緒に悩みながら、家族3人で、

「やめて」

の練習を始めました。

 

嫌なことをされたらね、やめてって言うんだよ。

こう何度も教えながら、

幼稚園から帰って来たあるを抱き締めて、

出来るだけゆっくりとした時間を過ごすことを心掛けるようにしました。

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勿論、あの頃の園内での時間にも、

お友達との楽しかった時間もたくさんあったようです。

 

その日の楽しかった出来事も、たくさん聞かせてくれていましたが、

やがて、あの朝がやってきたのでした。