みーくんには夢がありました。
あるが大きくなったら、
男同士でお風呂に入りながら、
日常のちょっと困ったことなんかの相談事を受けてみたいな。
こんな夢を話してくれたのは、
小さなあるを抱いていた頃のみーくんでした。
幼稚園生になり、あの頃のみーくんの夢を叶えてくれたある。
みーくんにとってのその時間は、
掛け替えのない宝物のような時間となったに違いありません。
お風呂場から微かに聞こえるみーくんとあるの笑い声や話し声を聞きながら、
慌ただしく家事をしたあの頃の時間は、
私にとっても大切な宝物です。