時が経つのは、早いものです。
あるの卒園の日がやって来ました。
名前を呼ばれると、
立派に返事をして、立ち上がったあるの姿は、今でもよく覚えている姿。
大きくなったね。
胸の中でこう語りかけながら、あるの姿を見守りました。
幼稚園生活の中、
あるが初めて仲良しになったお友達は、はるくんでした。
初めての幼稚園の行事で、あるの写真を撮った日も、
卒園式の日も、はるくんとあるが仲良く手を繋いだ写真が此処に残っています。
はるくんもあるも、
たくさんのお友達と遊ぶけれど、
気が付けば、2人は必ず一緒にいるのだと、
いつか、担任の先生がこんな話を聞かせてくれたことがありました。
初めは別々なことをして遊んでいても、
最後は自然と一緒にいる。
幼稚園生活の中、
あるにも、そんな素敵なお友達が出来ました。
卒園式が終わり、皆で写真なんかを撮りながら、
お友達とふざけながら笑い合ったある。
思いっきり笑いながら、
お別れを惜しんでいるようにも思えましたが、
そろそろ帰ろうかの私たちの声に、
じゃぁねー!と、
また明日からも幼稚園生活が続くのかのように、
サッパリとしたお別れだったことも、印象的な卒園式でした。
お別れを惜しんで、惜しんで、
惜しみきったら、笑顔で前を向く。
それは、あるなりの、
初めてのお別れとの向き合い方であったのかも知れません。
ある。卒園おめでとう。
素敵な思い出が、たくさん出来たね。