知らない人に、ついて行ってはいけないよ。
知らない人の車には、絶対に乗ってはいけないよ。
これは随分と小さかった頃から、あるに教えてきたことではありますが、
小学校へ上がり、ひとりで家を出る機会が増えていったあるへ、
改めてそれについてを教えながら、何度も練習をしました。
お菓子をあげるから、一緒においで。
お母さんが救急車で運ばれてしまったんだよ。
車で連れて行ってあげるから、一緒に行こう。
そして、
知らない人から手を引っ張られてしまった時の練習では、
この世のものではない何者かにでも遭遇してしまったかのような叫び声を上げるある。
完璧でしょう。
これなら、不審者の方が驚いて、逃げて行くのかも知れません。
ですが、
我が子が立派に成長し、なんでもひとりで出来るようになったからこそ、
今一度、確認が必要なのだと考えさせられる出来事が、
此処からずっとずっと先の未来に起こるのです。