あれは、家族3人で、テレビゲームをして遊んでいた日のことでした。
私は、あまりゲームをしたことがなく、
格闘技系のゲームは苦手です。
敵に攻撃され続けるばかりで、
上手く操作出来ないでいる私に、あるは言ってくれたのです。
こっこれは!
憧れのシチュエーションではありませんか。
私が危険な目に遭っているところに突如として現れた王子様が、
華麗に私のことを救ってくれる。
まさか、中学生だった私が、少女漫画を読みながら、
密かに憧れたシチュエーションを、
ずっと先の未来で、我が子が演出してくれるだなんてね。
憧れのシチュエーションに、静かにニヤついた私の姿を、
ニヤニヤしながらみーくんに見られていたことも、
こうして振り返ってみると、良い思い出です。
ゲームに関しては、後ろ向きな捉え方でしたが、
ゲームを買ったからこその、素敵な思い出も、
たくさん出来たのだなと思います。