あるが小学校へ上がる前に、
ななかぜ家式勉強法を編み出した我が家。
お陰様で、小学生になってからのあるは、
勉強での躓きもなく、順調な様子でしたが、
小学3年生になった頃から、少しずつ、
算数の勉強法を考えなければならないと感じるようになりました。
そうして、少し大きくなった子向けの、
ななかぜ家式勉強法を新たに編み出しました。
こちらのやり方は至ってシンプルです。
分からない問題があったら、隣に座って一緒に確認する、です。
どんなに忙しくても手を止めて、
あるの隣に座り、解き方を一緒に確認します。
私は、解き方は教えません。
一緒に確認するだけです。
というのも、私が子供だった頃、
勉強が出来る子、勉強が出来ない子、と、
こんな言葉をよく耳にしていましたが、
勉強が出来ない子など、本当はいないのではないかと、
あの頃の私はこんなふうに考えていたからでした。
勉強が出来ないのではなく、
勉強の仕方が分からないだけであると考えていた私は、
勉強を教えるのではなく、
勉強の仕方を教えた方が将来のためになるのではないかと思いました。
勉強の仕方が分かっている上で、
将来、勉強することを望まないのであれば、そうすれば良いとも考えていましたが、
もしも将来、勉強をしたくなった時に、
どんなふうに学べば良いのかが分からずに、
自分は勉強が出来ないのだと、
誤解をして諦めることだけはして欲しくありませんでした。
あの頃の私があるに教えたのは、
どうすればその問題を解くことが出来るのかでした。
答えは簡単です。
教科書を開けば良いのです。
問題の中には、意地悪なものもありますが、教科書は、意地悪なことはしません。
ただ素直に教科書の話を聞けば良いのです。
あるの隣に座って、一緒に教科書を覗き込んで解き方の確認をし、
あるが理解出来るまで、隣で見守る、というのが、
新・ななかぜ家式勉強法なのです。