あるが小学生になってからのクリスマスや誕生日には、
ゲームをプレゼントすることがとても増えました。
少しずつ、ゲームの種類も増えて、
家族でゲームを楽しむ時間も増えていきました。
それはとても楽しい時間ではありましたが、
私は、格闘技系も、乗り物を操縦するものも得意ではなく、
いつでも、家族最下位。
それでも私が上達しようなどとは考えていなかったのは、
ある王子が私を立派に守ってくれていたからなのもありましたが、
恐らく私は、家族でゲームを楽しむ時間が好きなのであって、
ゲーム自体はあまり好きではなかったからなのかも知れません。
ですが、あるが小学3年生の時に欲しがったゲームをきっかけに、
私は初めてゲームに嵌ったのです。
私が嵌ったゲームとは、音楽に関連されたものでした。
昔から音楽が大好きだった私。
ななかぜ家の中で不動の一位です。
誰にも負けないからね!
と、あの頃の私は、本気でゲームを楽しんでしまいました。
まさか私が、ゲームに嵌まる日が来るだなんてね。
あるが生まれてきてくれたから、
私は、これまで興味のなかった世界の楽しさを、
知ることが出来たのだと思います。