ママは魔法使い

みーくんは、忍者。

そして私は、魔法使い。

 

あるが幼稚園生になって間も無くの頃の我が家では、

実はこんな流れになっていました。

 

私が魔法使いになってしまったのにも、理由がありました。

 

あるは、どちらかと言うと慎重なタイプで、

あまり怪我をすることはありませんでしたが、

幼稚園へ通うようになった頃から、動きが活発になり、

擦り傷が格段に増えていったのです。

これもまた大切な成長の一部であったのだと思います。

 

そんなある日のこと。

転んで擦り傷を作ったあるが、

とても痛がっていたので、摩りながら声を掛けました。

 

ママの手は魔法の手だから、

あるの痛いところを治してあげるよ。

f:id:emiblog8:20220923192300j:image

こんな私の言葉が始まりとなり、

ママは実は魔法使いだということになってしまったのです。

 

ですが、不思議です。

私が摩ると、必ずあるは笑顔を見せてくれました。

f:id:emiblog8:20220923192319j:image

やがて、転んで怪我をする度に、

あるは私に、魔法で直して!と言ってくれるようになりました。

 

こうして改めて振り返ってみると、

私はあの頃、本物の魔法使いになれていたのかも知れません。

f:id:emiblog8:20220923192330j:image