12mmだったあるは、順調に成長し、
少しずつ、お腹も大きくなってきました。
そんなある日の検診の日のことでした。
「赤ちゃんの性別は、もう聞きましたか?知りたいですか?」
こんな先生の声に、お願いしますと頷いた私ですが、
あるがお腹に出来たと知った頃から、なんの根拠もなく、
この子は、きっと男の子だと感じていた私にとって、
それは、答え合わせのような時間でした。
「男の子ですね。」
先生からのこんな言葉を受け取りながら、
お腹の子とは、例えば、テレパシーのようなもので、
繋がっているのかも知れないな などと考えていました。