知らない方と手を繋ぐある

もしも、あるが大きくなるまで、

私が側にいることが出来なかったとしても、

皆から愛されて育つことが出来ますように。

 

万が一のことを考えたのは、

あるが生まれてから間も無くの頃だったと思います。

 

あるが人見知りをしないように、

出来るだけたくさんの人と関わりを持たせる努力をしてきました。

 

その甲斐あってなのか、それとも、元々、生まれ持ったものなのか、

あるは、あまり人見知りをせずに、

知らない方にも愛想を振り撒きました。

 

そんなあるが自由に動き回れるようになると、

先々どうなってしまうのだろうかと考えてしまうような出来事もありました。

 

例えば、公園へ出掛けた時のことでした。

 

あの頃のあるは、年配の男性に心惹かれるものがあったようで、

散歩に来ていた優しそうな年配の男性へ近寄って行き・・・

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自分から手を繋いで、一緒に歩いて行ってしまうのです。

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一歩外に出たら、あるから目を離すことは絶対にしませんでしたので、

必ず私も一緒にいましたが、

絶対に目を離してはいけないよ

これじゃ誘拐されちゃうよと、

こんな言葉を頂いたことは、何度あったでしょうか。

 

人見知りをしないという点では、私の願った通りに育ってくれたのだと思いますが、

もしも、このまま大きくなってしまったら、

大変なことになってしまうと、

今度は、こんな心配をすることとなりました。