私のおばあちゃんの家に、あるを連れて行く機会があったのは、
あるが1歳の頃でした。
この日が、おばあちゃんとあるの初めての対面です。
いい子だね
いい子だねと、あの日のおばあちゃんは、あるをたくさん褒めてくれました。
特に、何か良い行いをしたわけではありませんが、
何もしていなくても、いい子。
おばあちゃんから見たあるは、そんな存在であったのかも知れません。
あの日は、記念に、おばあちゃんとあるの2人だけの写真を撮りました。
あるは泣いてしまいましたが、
そんなあるを優しく見つめるおばあちゃんの笑顔が、此処に残っています。
次に、おばあちゃんとあるを会わせることが出来るのは、
ここからずっと先のこと。
あの頃の写真を改めて見返しながら、
あの日、小さなあるに会わせることが出来て良かったなと、振り返っています。