これまでのあるの成長を思い返しながら、
言葉を話し始めた頃の謎の言葉を思い出していました。
これは例えば、少しだけ登るのが大変な場所へ登る時や、
大きなおもちゃなんかを運ぶ時に、いつもあるが口にしていた言葉でした。
何故だか、今になって、あの頃の言葉を鮮明に思い出しながら、
漸く、その言葉の意味を見つけました。
これは、頑張れ、頑張れ、と自分自身に向けた言葉であったのだと思います。
思えば、私たちは、何かを成し遂げようとするあるを、
頑張れ、頑張れと、手を出さずに見守ってきました。
まだ上手に言葉が話せなくとも、あるは、その言葉の意味を理解していたのでしょう。
上手く聞き取ることが出来ず、意味が分からないまま、
あるが成長し、いつの間にか、すっかりと忘れていた言葉ですが、
約20年を掛けて漸く今、
あの頃の言葉の謎が解けた記念に、ここに残しておきたいと思います。