あるがおたふく風邪に罹ってしまったのは、
小学2年生になってから間も無くの頃でした。
熱が出て、顔は腫れているものの、
食欲もあり、とても元気そうにしている姿にとても安心したこと、
今でもよく覚えています。
やがて、あるは元気に復活していったのですが、
安堵したのも束の間に、
今度は私がおたふく風邪に罹ってしまいました。
私は、おたふく風邪に罹らないまま、大人になってしまったようです。
おたふく風邪は、大人が罹ると、
症状が重くなることもあるそうですが、
幸いにも、私は軽症で済みました。
ある朝、目が覚めてみると、
とんでもなく顔が大きくなっていることに驚きながら、
それがおたふく風邪だとは気付かずに、
何故だか、たったの一晩で太ってしまったのだと落胆したことも、
今となっては笑ってしまう思い出です。