彼らを初めて我が家にお迎えしたのは、
あるがまだ幼かった頃のこと。
あれからの毎年、夏になると、
必ず彼らお迎えすることになりました。
ある年の彼が脱走した夜は、
今でも忘れられない恐怖の出来事。
ドアを開けると、
廊下に黒っぽいものを発見したのは私でした。
よく見てみると、
何故だか廊下に彼がいるではありませんか。
は?どうしてこんなところに?
恐怖のあまりに思わず叫び声を上げてしまったのも、
こうして振り返ってみれば、笑ってしまう思い出。
ある。彼が入った籠の蓋をちゃんと閉めていなかったのです。
我が家に毎年、彼らをお迎えするということは、
時にこのようなアクシデントが起こってしまうということ。
彼らを我が家にお迎えするということが過去になったからこそ、
良い思い出へと変わった恐怖体験でした。