彼の脱走

彼らを初めて我が家にお迎えしたのは、

あるがまだ幼かった頃のこと。

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あれからの毎年、夏になると、

必ず彼らお迎えすることになりました。

 

ある年の彼が脱走した夜は、

今でも忘れられない恐怖の出来事。

 

ドアを開けると、

廊下に黒っぽいものを発見したのは私でした。

 

よく見てみると、

何故だか廊下に彼がいるではありませんか。

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は?どうしてこんなところに?

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恐怖のあまりに思わず叫び声を上げてしまったのも、

こうして振り返ってみれば、笑ってしまう思い出。

 

ある。彼が入った籠の蓋をちゃんと閉めていなかったのです。

 

我が家に毎年、彼らをお迎えするということは、

時にこのようなアクシデントが起こってしまうということ。

 

彼らを我が家にお迎えするということが過去になったからこそ、

良い思い出へと変わった恐怖体験でした。

 

 

 

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私の進化

毎年の夏になると、必ず高熱を出していた私ですが、

1日足りとも休むことの出来ない子育てに向き合いながら、

体調管理の面において、真剣に考えさせられるようになり、

あるの成長と共に、気が付けば、

体調を崩すことがなくなっていきました。

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これは、

我が子を守るための進化とも言えるのかも知れません。

 

高熱を出していた頃の私は、毎年、夏の季節に短さを感じていましたが、

夏を元気に過ごすことが出来るようになり、夏の季節の長さを知りました。

 

こうして振り返ってみると、

大好きな夏の季節を思いっきり楽しむことが出来るようになったのは、

あるが生まれてきてくれたお陰でした。

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ある。

私に、夏の長さを教えてくれてありがとう。

 

 

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あるの背中から見た景色

あるね、ママのこと、おんぶ出来ると思うんだ。

あるの背中に乗ってみて?

 

まだ私よりも体が小さいあるですが、

突然に、こんな主張を始めた日がありました。

 

あまりにも自信満々なあるの様子に、

恐る恐る背中に乗ってみると、あるは私を背負ったまま、

テーブルの周りをグルグルと回り始めたのです。

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あるが潰れてしまうのではないかと、心配をする私を他所に、

ほらね、やっぱりおんぶ出来たよと、

なんだかとても嬉しそうなあるは、なかなか私を下ろしてはくれませんでした。

あるは、いつの間にか、随分と、力持ちになったようです。

 

我が子におんぶされる日が来るだなんて。

それも、こんなに早くに。

 

なんだか、おばあちゃんになった気持ちで、

あるの背中から見える景色を眺めたのも、あるとの楽しかった思い出です。