ナポレオンある。
もう、あの頃のあるをこうお呼びすることにしましょう。
あるが生まれてからというもの、
一晩眠ってくれたことなど一度もなく、
私たちにとって、4時間ほどであるが起きることは、
もはや当たり前となっていきました。
時々には、みーくんが寝かしつけてくれたことも、
3人で一緒に、ということもありましたが、
仕事で忙しかったみーくんの出現頻度は極端に少なく、
寝かしつけや、夜泣きの時は、主に私があるの側にいました。
ある夜のことでした。
いつものように、4時間ほどを眠ると、起きて泣き出したある。
私が先にあるの元へ行き、少し遅れて、みーくんも来てくれましたが、
あるはみーくんの顔を見るなり、余計に泣き出してしまったのです。
みーくん、とてもショックだったようです。
うわぁ!!パパだってなに?
そう言って、かなり落ち込んでいました。
これは、一度だけの出来事でしたが、
今、思えば、
これも、大切な成長の一部だったのかも知れません。
みーくんには申し訳ないのですが、
あの日のみーくんのがっかり顔は、ちょっと笑ってしまう思い出です。