ある日、3人で買い物へ出掛けた日のことでした。
これね、あるが選んだんだよ
私が買い物をしている間に、あるの面倒を見てくれていたみーくんは、
とても嬉しそうに、ゴミ収集車のおもちゃを見せてくれました。
それまでは、私たちがあるのおもちゃを選んで買っていましたが、
今回初めて、あるが自分でおもちゃを選びました。
あるが、これがいいって言ったんだよ
あるがおもちゃを選ぶ姿を一部始終見ていたみーくんは、
とても楽しそうに話して聞かせてくれました。
あるはまだ、これがいいとは言わないとは思いますが、
みーくんには、そう聞こえたのかも知れません。
このゴミ収集車は、みーくんからあるへプレゼントしてくれました。
自分で選んだおもちゃというのは、特別な存在となるのかも知れません。
この時、あるが選んだゴミ収集車は、ここから長く大切に遊ぶおもちゃになります。
今、此処にいるあるは、
もう、このおもちゃで遊ぶことはありませんが、
今でも、あるの宝物として、大切に仕舞ってあります。