見ててねという言葉が増えてきたのは、いつからだっただろう。
あの頃のあるは、遊んでいたおもちゃが、偶然、どんな動きをしたのかを、
詳細に話して聞かせてくれました。
例えば、こんなふうに。
それは時に、
ほんの少し面倒に感じてしまうこともあったあるからの要求でした。
面倒に感じてしまっても、忙しくても、
少しだけ、手を止めて見てあげる。
この時間は、実はとても大切なことであるのかも知れないと、
そう気付くことが出来たのは、
ここから、ずっとずっと先のことでした。
今現在、此処にいるあるにとっても、
この、見てあげる時間というのは、
ある意味では、重要であるとも言えるのかも知れません。
うん。大丈夫。
ちゃんと見てるよ。
もう、見ないでって言われても、
ずーっと、見てるから、安心して。
今では、こんな気持ちで、あるの成長を見守っています。